ゼブラフィッシュ コマドリ劇場

昔のファイルをひっくり返してみたら怪しい動画が。
以下はすべてゼブラフィッシュ胚の映像です。ファイルによりスピードがまちまちなので、再生コントローラをマニュアル操作した方が見やすいかも。

960507
 原腸形成のようすを動物極側から見たもの。背側(画像の上方向)に細胞が集まって、胚盾となって肥厚していく。初めて自分でコマドリ撮影した胚のひとつだと思う。コマドリできる顕微鏡器材が無かったので、スチルカメラで撮影して印画紙に焼いてスキャナで取り込んでプロセスした。ちょっとカクカクするところに風情がある。

960514
 同じく原腸形成期の胚の赤道部を見たもの。中胚葉域(いわゆる縁辺部)が肥厚しながら背側に移動していくのが、意外とくっきり見える。これも印画紙起こし。

960627
 未受精卵の律動運動。付活した卵は、細胞分裂できなくても細胞周期を回したがってしまうというもの。当時デモで入っていた顕微鏡カメラにビデオ出力が付いているのを発見し、自前の8ミリビデオを持ち込んで録画したもの。このビデオ映像をパソコン側で間引いたので、コマドリというよりコマ抜き。

970804
 卵割期に植物極側を切り取って腹側化を起こした胚の成長の様子。なんと***しい奇形...。この頃に入った130万画素・コマドリ機能付きのデジタル顕微鏡カメラで撮ったものだと思う。(コマドリ機能を喜んで使っていたのは私だけ?)

980314
 尾芽形成期以後の正常胚の発生。腹側化奇形との比較のために撮ったもの。