最終更新日 2013. 2. 18
大学トップ >  理学研究科
理学部トップ
  > 各専攻・学科への入口 >  生物地球系専攻  > 生体高分子機能学I
生物学科

研究室トップ
研究室構成
研究テーマ
研究室散策(写真)
講義
業績 論文
業績 学会発表
お知らせ
大学院受験生へ
アクセス


 創立当初(1949年)より酵素学の草分けとして微生物に起源を求め、種々の酵素の生産菌を探索し、酵素の産生や酵素の分泌機構の解明を行い、酵素の取得法の開発を手がけ、初期には多くの酵素を結晶化し、その性質を明らかにするとともに実用化をはかって有用酵素(初代の福本教授による澱粉からの酵素によるブドウ糖生産は世界的に採用されている)を世に送り出してきた。
 現在当研究室では澱粉をはじめとし、糖質関連の分解酵素や転移酵素、糖タンパク質の糖鎖分解酵素、あるいは核酸分解酵素や蛋白分解酵素の性質(作用特異性やサブユニットの構成、蛋白の一次構造など)を明らかにするとともに生体内での酵素の働きがいかなるものかそれら酵素の構造と機能の関係を明らかにすることをテーマとしている。 これらの研究テーマに対して、生化学観点から、分子生物学的および免疫化学手法を取り入れて取り組んでいる。また、当研究室初代(福本寿一郎)教授はアミラーゼ研究会を主催し、シンポジウムを全国的規模で毎年開催し、この分野の学術研究の推進と酵素の実用化に寄与してきた。その後、後任の山本武彦教授、南浦能至教授に引き継がれ、さらに糖質関連酵素化学シンポジウムとして継承している。
 このような研究の蓄積から、複合糖鎖関連酵素へと展開し、糖鎖生物学、糖鎖工学への分野へとその研究領域の展開がなされている。また、関西グライコサイエンスフォーラムの世話人会のメンバーとして、糖質・糖鎖関連研究分野の理、工、農、医、薬ならびに産、官、学にまたがる研究交流会を開催し、本研究分野の基礎から応用にわたる発展に寄与している。一方、日本学術振興会の東南アジア学術交流事業へ参画し、20年以上にわたり、タイおよびフィリピンの大学の研究者を受け入れ相互学術交流を行うとともに、韓国、中国、インドネシアからの留学生を受け入れ、研究教育を行ってきた。

 



All Rights Reserved, Copyright (c) 2005 Graduate School of Science/Faculty of Science,Osaka City University