最終更新日:2019年10月29日

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  1. 大阪市立大学
  2. 理学研究科・理学部
  3. 生物地球系専攻生物学科
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 ミクロの世界の主役である微生物は、ヒトのゲノムが解読された今日においてもあいかわらず私たちにとって未知の存在であり、あるものは私たちの生命を脅かす存在でもあります。一方で、微生物は私たちの生活に計り知れない恩恵を与えてくれる存在でもあります。物質循環において分解者として働く微生物の存在なくしては、そもそも地球上に生命の存在はありえません。生物と化学の境界領域で、そんなミクロの世界を覗きながら研究をしてみませんか。


 21世紀に入り、持続可能な社会を目指すために、食糧、環境そしてエネルギーの問題を解決していく必要があります。一方、ヒトの健康をいかに維持・増進するかという古くからの根本的な課題がまだ残っています。20世紀、「生理活性物質」の一種である抗生物質や抗がん剤による治療が普及した結果、ヒトの平均寿命は伸びました。今後は、平均寿命に加えて、健康寿命を延伸させることも重要となってきています。


 研究分野では、微生物やガン細胞に特異な生命現象を分子レベルで理解するとともに、これらの脅威を克服するためのツールとなる「生理活性物質」の開発やその作用機構の解明を目指しています。また、このような生理活性物質の中には、anti-bioticでななく、pro-bioticな効果を示す、例えば、ヒトの健康寿命を伸ばす効果を示すものがあり、それらも我々の研究対象となっています。


現在、我々が取り組んでいる主要な課題は以下の通りです。

  • 真菌の薬剤耐性機構およびそれを打ち破る生理活性物質
  • 大腸菌toxin-antitoxin systemの解明(およびそれを利用した生理活性物質)
  • 納豆の糸引き成分の一つポリグルタミン酸の生合成機構および生理活性