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生体系を凌ぐ機能性を持った巨大分子や超分子を『化学的に』創生することを目的として研究を行っています。特に、

1)人工分子認識システムの開発--金属イオン認識能を持つアームド・マ クロサイクル、アミノ酸の光学異性体を認識する希土類錯体

2)機能性超分子系の開発--ヘムタンパクの機能変換、キラリティー集積体の構築

など新しい可能性を持った分子システムの合成・開発が中心ですが、物理化学的な測定や計算機化学など幅広い方法論を取り入れています。 教育面では、しっかりとした合成能力を身につけることに重点を置き、時間を有効に使い集中して研究が行えるよう環境を整えています。

 

最近の総説・成書

【1】トリス(β‐ジケトナト)ランタノイド錯体の三元錯体形成特性を活用する分離分析システムの構築、篠田哲史、築部 浩、分析化学(Bunseki Kagaku)、 61(3), 169-176 (2012).

【2】希土類錯体型分子認識ツールの設計と応用、築部 浩、篠田哲史、『希土類の材料技術ハンドブック』、足立吟也監修、足立吟也、佐々木正元、吉田紀史共編、エヌ・ティー・エス、 pp. 919-925 (2008). ISBN: 978-4-86043-194-5

【3】魅力あふれる希土類錯体、築部 浩、『リレー連載:化学レビュー』、化学、63(1) , 47-50 (2008). 化学同人の電子ブックのページへ

【4】錯体化学と分子認識、三宅弘之、築部 浩、『分子認識と超分子』、早下隆士、築部 浩 共編、三共出版、pp. 237 (2007). ISBN: 4782705484

【5】希土類錯体を用いる分子認識と発光センシング、築部 浩、片岡悠美子『希土類の機能と応用』足立吟也 監修、pp. 339-343、シーエムシー出版(2006).