2009年8月7日更新

【2005年プログラム】


日時2005年8月2日(火),3日(水) 13:00-15:35
場所大阪市立大学 杉本キャンパス 全学共通教育棟 815教室

8月2日(火)
13:00-14:10

「分析化学というケミストリー」
土江 秀和 (理学部化学科 助教授)

 18世紀後半の産業革命にほぼ時を同じくして、ラヴォアジエらによって錬金術に代表される古い化学からの脱却が図られました。分析化学はこの「化学革命の重要な推進力」でしたが、その構図は今も変わらないようです。分析化学を通して化学を眺めてみましょう。

14:25-15:35

「分子の立体構造を見る」
宮原 郁子 (理学部化学科 講師)

 分子を構成する原子が同じでも、わずかな構造の違いで性質が大きく異なることがあります。つまり、分子の性質を理解するためには、立体構造を把握する必要があるということです。簡単な分子から複雑な生体分子まで、様々な分子の3次元立体構造を見てみましょう。

8月3日(水)
13:00-14:10

「環境・エネルギーと化学」
中島 信昭 (理学部化学科 教授)

 環境・エネルギーは我々人類にとって重要な問題です。理解と対策に化学は必須です。地球温暖化、オゾンホール、酸性雨、ダイオキシン、海底メタン、水素エネルギー、核エネルギーなどを化学の視点から考えてみましょう。

14:25-15:35

「化学の世界の右手と左手」
山子 茂 (理学部化学科 教授)

 右手と左手は同じ形をしていますが、決して重ね合わせることができません。化学の世界では、このような右手と左手のような関係を持つ化合物の性質をキラリティーと呼びます。ここでは、このキラリティーについて考えて見ましょう。