バングラデシュの子どもたち(改訂版) バングラデシュは日本の半分ほどの広さで,ほぼ同じ人口を持つ国です。国土の大半はガンジス川とブラマプトラ川というヒマラヤ山脈に源流を持つ大河が運んだ堆積物がたまってできた三角州に位置する低地です。 主な産業は農業で,国民の大部分は農村で生活しています。4〜9月は雨季で,ほとんど毎日雨が降ります。そのため,低地は湖のようになります。1998年には大きな洪水が起こって国土の3分の1が水没しました。湖は乾季には干上がり,そこで米や麦・野菜などを栽培しています。人々は,わずかに高くなっている自然堤防(河川の両側に流れにそってできる堆積物がたまってできた高まり)に集落をつくって住んでいます。 次からの写真を見ると、日本に住む私たちとはちがって,貧しい生活をしているのがわかると思います。バングラデシュは,国際連合に加盟している国々の中でも,最も貧しい国の一つです。人の幸せはお金だけで買えるものではありません。この写真のこどもたちも楽しそうです。たくさんの家族でゆったりと暮らしてもいます。それでも,貧しいことが理由で,苦しめられることはたくさんあります。学校へいけないこどもがたくさんいます。そのため,農村では,文字の読めない人がたくさんいます。学校にいかないこどもは,特に女の子に多いのです。また,衛生じょうたいがよくないので,病気になる人がたくさんいます。病気にかかってもお医者さんにいけないために,小さなこどもがたくさん死んでいきます。写真からはわかりませんが,こんなことにも興味を持ってほしいと思います。 |
小学生・中学生向けのページです。
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