研究紹介

地球史研究室では,世界各地の炭酸塩岩やサンゴを対象として,精力的に研究を進めています.
 


Wentzelella (Wentzelella) irregularis Wu & Zhao

 
 およそ2億6千万年前の赤道海域(テチス海)に生存していた群体四射サンゴの化石で,年代決定に有効な示凖化石です.現在のサンゴ礁を構成している六射サンゴとは系統的に異なりますが ,同じような形態で特徴づけられます.骨格内部には,生活当時の環境条件(水温・水深)や1日,1年などの時間の目盛りなどの様々な情報が記録されています.小さい個体は無性的に生まれた新しいサンゴ個体です.(江崎 洋一)


 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

白夜の北極圏(スピッツベルゲン島の夏)

 
野外風景.良好な露出を求めて,世界中を駆け巡って研究しています.(江崎 洋一)
 
 


 

 

現生サンゴ礁地域(グレイトバリアリーフ)

 
現生サンゴ礁地域は,生物多様性と生産性が極めて高い場として有名です.地質時代における礁を対象に,『サンゴ』の起源や進化,地球環境の変遷過程を追及しています.写真はグレイトバリアリーフでのサンゴのひしめき.(江崎 洋一)
 

 
 
 

 

 さらに詳しい研究内容については,各教員の個人ホームページを参照ください.
 
江崎 洋一 HP
足立 奈津子HP