市大数学教室

大阪市立大学大学院理学研究科数物系専攻 21世紀COEプログラム

結び目を焦点とする広角度の数学拠点の形成
(Constitution of wide-angle mathematical basis focused on knots)
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2006年度受賞ニュース


当21世紀COEプログラムの2003年度事業推進担当者であった本学数学教室元助手の望月拓郎氏(現京都大学大学院理学研究科助教授)は、「Harmonic bundleの漸近挙動」により2006年度日本数学会春季賞を受賞しました。



理学部数学科1回生対象の前期講義である数学入門セミナー「結び目の数学」には、数学研究所に設置された高等学校・大阪市立大学連携数学協議会の活動の一環として、若干名の高校生の聴講を受け入れています。 (来年度も同様の方針です。) 大阪府立天王寺高校生徒13名は、同校のスーパーサイエンスハイスクール事業の1つとして、これを受講しました。平成18年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会 (8月9-10日開催、文部科学省・科学技術振興機構主催)において、同校の「メビウスの帯についての考察」(発表者 糸数達弘、田中勇介、田中謙伍)が第1位になり、文部科学大臣賞奨励賞を受賞しました。これは、右ひねりと左ひねりのメビウスの帯は(連続的に)どのように変形しても移り合えないことを、上記講義の結び目理論を応用して、直接的な証明を与えた立派な業績によるものです。

鄭仁大君(大学院理学研究科数物系専攻前期博士課程2回生)は,11月23日、学術情報総合センターにて開催された平成18年度学友会顕彰式典において, 優秀成績賞を授与されました。

(学友会役員会・顕彰式典の写真は, 大阪市立大学学友会で見ることができます。

川見将広君(後期博士課程D3)は、スピン構造を保存する2を法とする斜交群の研究により、大阪市立大学数学研究会論文賞を受賞しました。

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最終更新日: 2007年2月15日
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