集中講義

■2015年度

講師:磯 暁氏 (KEK)
題目(仮題): 磯暁先生の「宇宙音痴とくりこみ不可能な君のための」インフレーション講座

場所:B105
第1回 12月14日(月) 2ー5限
第2回 12月15日(火) 1ー5限(5限はセミナー)
第3回 12月16日(水) 2限

概要: LHCでのHiggs発見やPlanck衛星でのCMB詳細観測で、素粒子物理学と宇宙物理学は新たな時代に入ったと考えられる。 一方で、電弱スケールの安定性や暗黒エネルギーの起源など、ダイナミカルなスケールがどのようにして生まれたのかについては、まだ謎が多い。 この講演では、電弱スケールとインフレーションという二つに着目して、輻射補正により生成されたポテンシャルによるスケールの生成(コールマンワインバーグ機構)について説明し、CW機構が初期宇宙のインフレーションにおいて示唆する物理の解説をする。
   前半で、ヒッグスにまつわる基礎的な話からはじめ、次に場の量子論の基礎とコールマンワインバーグ(CW)による輻射効果を使った対称性の自発的破れの話をする。 後半では、インフレーションの基礎と量子揺らぎの生成、インフレーション後の非摂動的な熱化(プレヒーティング)のダイナミクス、CW機構によるインフレーション模型の問題点とその解決、などを説明する。

尚、2日目5限(12/15[火]16:30〜)は,第2講義室(F203)にて セミナーを行っていただきます。
詳細につきましては,セミナーホームページをご覧ください。


■2014年度

講師:林 青司氏 (東京女子大学)
題目:素粒子の標準模型とそれを超える物理

場所:B105
第1回 8月4日(月) 13:00-14:30 14:40-16:10 16:20-17:50
第2回 8月5日(火) 10:30-12:00 13:00-14:30 14:40-16:10
第3回 8月6日(水) 10:30-12:00 13:00-14:30

概要: 最近スイスのLHC実験でヒッグス粒子の存在が確認され、 また昨年度のノーベル賞がP. Higgs 氏等に授与され大きな話題となった。 これで、素粒子の様々な現象をほぼ完璧に記述する「標準模型」は 最終的に確立されたが、一方で標準模型は、正にこのヒッグスにまつわる 基本的な未解決問題を有し、“標準模型を超える物理”を探る努力が 成されている。 この講義では、標準模型とはどの様なものかについて詳しく解説する。 また、最後の方で、標準模型を超える物理の魅力的な候補と考え 最近研究しているゲージ・ヒッグス統一理論に関して出来るだけ簡単に、 また平易に紹介したい。

講義内容:
I. ヤン・ミルズ理論
 1.1  ひな形としてのQED
 1.2  共変微分、ゲージ場の幾何学的意味づけ
 1.3  SU(n) ヤン・ミルズ理論

II.  素粒子の標準模型
 2.1  SU(2)L の必要性
 2.2  U(1)Y の必要性
 2.3  ヒッグスの必要性
 2.4  自発的対称性の破れと南部・ゴールドストーンボソン
 2.5  南部・ゴールドストーンボソンの非線形実現とゴールドストーンの定理
 2.6  ヒッグス機構
 2.7  フレーバー混合とFCNC過程
 2.8  CP対称性の破れと小林・益川 模型

III.  標準模型を超える物理と余剰次元
 3.1  謎に満ちたヒッグス・セクターと階層性問題
 3.2  ゲージ・ヒッグス統一理論

尚、2日目(8/5) 16:30より学情9階グループ研究室2にて セミナーを行っていただきます。


■2013年度

講師:森山翔文氏 (名古屋大)
題目:M理論入門

場所:学術情報総合センター9階グループ研究室2
第1回 7月24日(水) 10:00〜
第2回 7月25日(木)
第3回 7月26日(金)

概要: M理論は超弦理論に統一的な知見を与える重要な理論であり、近年M理論の理解に大きな進展があった。 本講義では、M理論が導入された背景から始め、 M理論の定式化に向けた様々な提案を紹介をした上で、 M理論の基本的な励起である膜の有効理論に焦点を当てて、最近の発展を詳しく解説する。


■2011年度

講師:山口 哲氏 (阪大)
題目:TBA (全10コマ)

場所:学術情報総合センター9階グループ研究室1
第1回 11月8日(火) 10:40〜17:50 (2〜5限)
第2回 11月9日(水) 10:40〜17:50 (2〜5限)
第3回 11月11日(金) 10:40〜14:30 (2、3限)

概要:修士課程程度の基礎的な内容から始めて、Calabi-Yau多様体やwall crossing現象など最近の話題についてお話いただけることになっています。


■2010年度

講師:吉岡 礼治氏 (大阪市大)
題目:Introduction to localization

場所:学術情報総合センター9階グループ研究室2
第1回 3月28日(月) 10:00−11:30 13:30−15:00
第2回 3月29日(火) 10:00−11:30

概要:群作用を持つ多様体上の積分が、ある条件の下で 固定点上の積分に書きかわる。 これを局所化と呼び、物理においても様々に応用されている。 そこで局所化(定理)について基礎的な講義を行う。


■2009年度

講師:八田 佳孝氏 (筑波大)
題目:Small-x physics in QCD and gauge/string duality

場所:大阪市立大学2号館227号室
第1回 11月4日(水) 13:00 〜 18:00
第2回 11月5日(木) 10:30 〜 18:00
第3回 11月6日(金) 10:30 〜 14:00

概要:QCDの高エネルギー過程に現れるさまざまな現象を、実験結果を交えながら、 摂動論とゲージ・弦対応に基づいた非摂動的な手法を用いて解析する。 講義の内容は以下の通り: 1.散乱の一般論、レッジェ理論 2.QCD摂動論による深非弾性散乱 3.AdS/CFTの基礎と高エネルギーハドロン衝突への応用 4.ジェットの物理


■2008年度

講師:菅原 祐二氏 (立命館大)
題目:共形場理論と超弦理論

場所:学術情報総合センター9階グループ研究室2
第1回 11月4日(火) 13:00 〜 18:00
第2回 11月6日(木) 10:30 〜 18:00
第3回 11月7日(金) 10:30 〜 14:00

概要:(超)共形場理論の基礎的な内容とその超弦理論への応用に関し、M1・M2向けに入門 的な講義を行う。


■2007年度

講師:今村 洋介氏(東京大)
題目:N=1 quiver 型ゲージ理論と AdS/CFT

場所:学術情報総合センター9階グループ研究室1
第1回 5月30日(水) 14:30 - 18:00
第2回 5月31日(木) 10:00 - 18:00
第3回 6月1日(金) 10:00 - 14:30

概要: d+1 次元AdS 空間上の弦理論は d 次元の超共形場の理論と互いに等価であると 考えられており AdS/CFT 対応と呼ばれている。最近では超対称性が N=1 であ る 4 次元超対称共形場理論についてその実例が多数構成され、弦理論側、ゲー ジ理論側からさまざまな解析がなされている。この講義では、U(1)3大域的対称 性(トーリック対称性)を持つような、比較的扱いやすい一群のN=1超共形ゲー ジ理論について、ゲージ理論側のモジュライ空間の構造と弦理論側の背景時空の 関係や、いくつかの物理量の間の対応について解説する。この種の議論に用いら れるトーリック図形やブレーンタイリングなどの道具についても簡単に説明する 予定である。時間的余裕があれば共形対称性を破った時に起こるいくつかの現象 にも触れたい。


■2006年度

講師 : 吉田 健太郎氏(KEK)
題目 : AdS/CFT対応に関連したspin chain

第1回 6月27日(火) 9:00--17:00
場所:学術情報総合センター9階グループ研究室2
第2回 6月28日(水) 9:00--15:00
場所:学術情報総合センター9階グループ研究室1



講師 : 阪口 真氏(岡山光量子科学研究所)
題目 : Harmonic superspaceに関して

場所 : 学術情報総合センター9階グループ研究室2
第1回 5/26(金) 10:30 -- 14:30
第2回 6/ 1(木) 10:30 -- 18:00
第3回 6/ 2(金) 10:30 -- 14:30

集中講義トラペ集

・糸山浩司

2012年4月7日(土) 市民講演会「 宇宙と素粒子のなりたち 」 「 対称性の自発的破れと素粒子物理

2008年4月29日(火) 数学や理科の好きな高校生のための市大授業 「 場の量子論のすすめ

2007年 工学部セミナー 「 今日の場の量子論と紐(弦)理論への道

2006年 文化交流センター講演 「場の量子論のすすめ〜自然の理解に向けて〜

 

・安井幸則

2006年 奈良女子大学、静岡県立大学 Kerr Black Hole and Sasaki-Einstein Geometry

2006年 金沢幾何シンポジウム予稿集 Kerr Black Hole and Compact Einstein Manifolds


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