GRASSの基本操作2(画像のファイル化1)
GRASSの画像をファイル化するもっとも簡単な方法と,ファイルをWindows98等へコピーする方法を示します.
GRASSの画像をファイル化する方法(1)
GRASSの画像をファイル化する方法はいくつかあります.その第1段階として,ここでは,GRASSのd.monコマンドで表示した画面をファイル化する方法を説明します.これは最も簡単な方法ですが,表示画面以上の分解能にはならないという欠点もあります.
(a) xwdコマンドによる方法
Unix(Linuxでもそうですが)のX-Windowをファイル化するコマンドとして,xwdがあります.コマンド形式は,
xwd -out ファイル名 ↓ (例:xwd -out test.xwd)
です.ファイル名の拡張子には「.xwd」を付けるのが一般的です.このコマンドを実行すると,カーソルが+印に変わりますので,必要なGRASSのモニター上(表示画面:例えば,x0)に+を移動させ,マウスの左ボタンをクリックするとファイル化されます(音が鳴るように設定されているコンピュータではピッと鳴ります).
この逆のコマンドでファイル化したものをX-Windowに表示するコマンドは,
xwud -in ファイル名 ↓ (例:xwud -in test.xwd)
です.
ファイル化したものは,xwd形式というUnix特有のファイルなのでWindows98等では一般的に読めません.そのため,画像ファイル形式をgifやTiff形式等に変換しなければなりません.Linuxの画像・図形関係のソフトであるxv(xview),xpaint,およびgimp等はxwd形式のファイルを読み込めます.これらのソフトを利用して,xwd形式のファイルを開き,保存する際に,gif,Tiff,jpeg形式等で保存すれば,Windows98等で読める画像ファイルが作成できます.各ソフトはインストールされていれば下記のコマンドで立ち上げられます.
xv & ↓
xpaint & ↓
gimp & ↓
なお,これらのソフトはLinuxのインストール時に同時にインストールされているとは限りません.必要な場合はインストールマニュアル等パッケージのインストール等の章を参照にしてインストールしてください.
(b) 画像ソフトによる方法
xwdコマンドによる画像の保存はxwd形式になるため,再度画像ソフト等で変換が必要です.上記のxvやgimpなどのソフトでは表示しているウィンドウを直接取り込むことが可能になっています(古いバージョンではできない場合もあります).
例えば,xvのコントロール画面の右下にあるQuitの1つ上のGrabを押し指示すると,xvに直接,ウィンドウの画像(全画面も可)を取り込むことができます.
(図をクリックすると図が表示されます)
これをgif形式ファイル等のWindows98等で扱える形式で保存します(
本講座の画面ダンプはこれを使っています).gimpではXtnsの中のScreen Shotです.
(図をクリックすると図が表示されます)
取りこんだ画像をxvと同様に画像ファイル形式で保存します(古いバージョンではScreen Shotがない場合もあります).
作成した画像ファイルをWindows98等へコピーする方法
a.直接Windowsディレクトリへコピー
1つのパソコンに2つのOS(Windows98等とLinuxの2つ)がインストールされている場合は,LinuxのファイルをWindows98等のハードディスク領域へ直接書きこむことができます.Linuxのインストール時にWindows(あるいはDOS)のディレクトリが読み書きできる状態に設定してあれば,通常のcp(コピーコマンド)でコピーできます(一般的な状態ではrootでなければできません).ただし,ファイル名等には制限がある場合がありますので注意が必要です(設定によっては昔のMS-DOSと同じで8文字+"."+3文字等).なお,Windowsのディスク領域が読み書きできるように設定されていない場合はマウントしなければなりません(マニュアルを参照して下さい).
b.フロッピーに書きこむ
フロッピーにファイルを書き出すこともできます.フロッピーディスクをあらかじめWindows(MS-DOS)のフォーマット形式でフォーマットしておきます.次にLinuxを立ち上げrootでログインします.フロッピーを挿入して,マウントします.
例:
mount -t msdos /dev/fd0 /mntこれは,msdosの形式で,/dev/fd0 を /mntにマウントすると言う意味です./dev/fd0はフロッピードライブのデバイス名で,機械により異なる場合があります.また,/mntはフロッピーをマウントするディレクトリー名の例です.現在の/(ルートディレクトリ)の下にすでにある場合があるので確認してください.ただし,すでにmntを何かに使っている場合は別の名前を使わなければなりません.なければ,mkdirコマンドで作って下さい.また,/mntの代わりにもっとわかりやすい名前,例えば/fdを作るというのも手です.フロッピーはマウントするとハードディスクと同じように,cpコマンドで書きこめます(ただし,ファイル名は前述の昔のMS-DOS形式です).フロッピーを使い終わったら必ずアンマウントして下さい.
umount /mnt (/mntは場合により異なります)
詳細はLinuxのマニュアル等を参照して下さい.