実習です!!今回は第10回講義で説明したTCLTKGRASSのインストールと,本講座の最初に実習したleicsのデータを用いた操作の練習を行ないます.
インストール方法は,Tcl/Tkのバージョン,GRASSのバージョンにより異なります.本実習で紹介し,インストールしたGRASS4.2.1のバージョンv20およびv21,
v20(grass421_linuxbin20.tar.gz)→ TCLTKGRASS 2.5
v21(grass421_linuxbin21.tar.gz)→ TCLTKGRASS 2.8
についてのみ,ここでは説明します(これより古いバージョンをお使いの方は,インストールや操作の方法が異なりますので,ご注意下さい).なお,最新のTCLTKGRASSのバージョンは2.9です.
TCLTKGRASSの歴史は,
http://wgrass.mdeia.osaka-cu.ac.jp/grassh/tcltkgrass/tclgrass_history.htmlにあります.興味のある方は参照して下さい.
GRASS4.2.1のバージョン20(v20)で,TCLTKGRASSを利用する場合は,プログラム自体はすでに入っていますが,簡単なインストール作業を行なう必要があります.バージョン21(v21)をインストールされた方は,TCLTKGRASSはすでに,インストールされていますので,以下の作業は必要ありません.
(各自のGRASSのバージョンをお確かめの上,作業を行なって下さい.確認は,GRASSを立ち上げ,LOCATION,MAPSET,DATABASE等を入力し,ESCキーを押した次の画面の一番上に出てくる
Welcome to GRASS 4.2.1 (
V.20 - December 1998)の「V.20」がバージョンです.
ステップ0.Tcl/Tkライブラリーの確認
インストール作業はrootでログインして行ないます.TCLTKGRASSは,Tcl/Tk8.0のライブラリーが必要です.このため,Tcl/Tkライブラリーの確認を行ないます.次のコマンドを実行して下さい.
which wish8.0
↓ (茶色の字の部分を入力します.↓は,リターンを意味します.)その結果,画面に
/usr/bin/wish8.0
(あるいは,/usr/local/bin/wish8.0や/usr/X11/bin/wish8.0など)
と表示されれば,問題ありません.ステップ1へ作業を進めて下さい.もし見つからない場合は,Tcl/Tk8.0のライブラリーをインストールしなければなりません.次をクリックしてLinux用のTclTk8.0.5ライブラリーを
/tmpディレクトリの中にダウンロードして下さい(Linux以外のOSの場合は,GRASSのTCLTKGRASSのページを参照して下さい). tcltk8.0.5_libs_linux.tar.gzWebのブラウザによっては,名前が自動的に変わる場合があります.名前を変える場合や異なったディレクトリにダウンロードした場合は,mvコマンド等を使って正しく変更・移動して下さい.
次にrootディレクトリに移動します.
cd /
↓パッケージを解凍します.
tar -zxvf /tmp/tcltk8.0.5_libs_linux.tar.gz
↓これで自動的にインストールされます.
ステップ1.TCLTKGRASSのインストール
TCLTKGRASSのプログラム自体は,すでにインストールしたGRASSに含まれています. ダウンロードする必要はありません.
最初にGRASSを立ち上げます.
GRASS4.2
↓(通常の立ち上げと同じように,LOCATION,MAPSET,DATABASE(どの例題のものでも結構です)を設定して,ESCキーを押します.)
次に,TCLTKGRASSのディレクトリに移動します.
cd $GISBASE/tcltkgrass
↓最後に,TCLTKGRASS の実行形を作成するためにmakeを行ないます.
make
↓画面上に,
TCLTKGRASS has been installed.
type "tcltkgrass &" from the GRASS shell to run TCLTKGRASS
と表示さます.実際に,
tcltkgrass &
↓として,

が表示されれば,インストールは完了です.上記のTCLTKGRASSのコマンドメニューの右端の
Quitを押して終了します.さらに,
exit
↓として,GRASSを終了します.これで他のユーザでも,TCLTKGRASSが利用できるようになりました.
ここでは,第2回の実習で行なったA:GRASS GIS入門の一部をTCLTKGRASS を用いて操作して見ましょう.個人のユーザー名でログインして,GRASSを立ち上げます.
GRASS4.2
↓
練習問題にあるLOCATION=leics,MAPSET=PERMANENT,DATABASE=(leicsが入っているディレクトリのフルパス,画面では,/home/grass)を入力し,ESCキーを押します.
tcltkgrass &
↓と入力します(
&を忘れないで下さい).
メニューが表示されるので,この中の左端のConfigを押し,Monitors,Start,X0を順に選びます.画面上にモニターx0が表示されます(このモニターの設定等は講義を参照下さい).つぎに,下に示した各ステップの練習を行なってください.
Step1:全ての使える地図レイヤーをリストアップする. Step2:研究対象地域を見る. Step3:ラスター地図レイヤーの内容を記載する. Step4:地図レイヤーを表示する. Step5:地図レイヤーの単純な統計. Step6:複数の地図レイヤーを結合し,合成地図を作成する. Step7:合成地図の仕上げ作業.以上で,TCLTKGRASSの練習を終わります.メニューのQuitを選んで,TCLTKGRASSを終了させ(設定の保存を聞いてきます),通常のGRASSに戻ります.GRASSの終了はexitとキー入力します.
ここで示した例題以外にもいろいろと試して見て下さい.
