3.人工衛星画像の入力
(1)xy座標系での入力
人工衛星画像の入力に関しては前回の実習で説明した様にr.tape.xxxを用います.また,tiff形式の画像の場合には,地図画像と同様にr.in.tiffで入力します.取りこんだあとは,i.groupコマンドでグルーピングして利用します.
(2)UTM座標系への投影
xy座標系で作成した人工衛星画像をUTMへ座標変換する手続きは,地図画像と基本的に同じです.ただし,人工衛星画像には正しい位置情報がありませんので,POINTSファイルを計算で簡単に求めることができません.そこで,ここでは,i.pointsというコマンドで,POINTSファイルを作成する方法を説明します.まず,xy座標系でTM画像を保存しているLOCATIONおよびMAPSETでGRASSを立ち上げます.つぎに,ターゲットとなるLOCATIONとMAPSETをi.targetコマンドを用いて指定します.
i.pointsコマンドを用いてPOINTSファイルを作成します.i.pointsコマンドは,2つの対応する画像を表示しながら,その対応点を求めてPOINTSファイルを作成するコマンドです.位置合わせを正確に行なえる前述の地図画像などと比較しながら人工衛星画像等の対応点を指示します.このとき,全域に広がり,より多くの点を対応させることが望ましいです.
grass4.2.1>
r.points ↓Enter imagery group to be registered
Enter 'list' for a list of existing imagery groups
Enter 'list -f' for a verbose listing
Hit RETURN to cancel request
>
tm ↓ (変換する画像のグループ名を入力します.例はtmとしました.)<tm>
テキスト画面上に下のように表示されます.

グラフィックス画面には,次のように表示されます.

ここで,投影させる側の表示したい画像をマウスを用いてクリックし選択します.選択すると次の画面のように画像が表示されます.

画像の左下のRASTERをクリックし,画面の右側をクリックします.

リファレンスに利用できるターゲット側の画像の一覧表が表示されるので,マウスでダブルクリックし選択します.

上の図は地形図画像25000を表示した例です.左下のZOOMをクリックするとBOXとPOINTと表示されるのでどちらかを選択し,両方の図面の対応しそうな場所を適当に拡大します.

拡大した画像の中で対応点を見つけ,左側の画像から対応する場所をマウスでクリックします.

適当な点の数(最低6点)を入力した後,終了します.なお,ANALYZEをクリックするとそれぞれの地点の座標と誤差が計算され表示されます.
以上の操作により,POINTSファイルが自動的に作成されます.ポイントデータを追加したい場合は再度i.pointsコマンドを起動します.