2009年8月7日更新

【2007年プログラム】


日時2007年8月3日(金),4日(土) 13:00-15:30
場所大阪市立大学 杉本キャンパス

8月3日(金)
13:00-14:10

「分子の香りで恋人探し」
小嵜 正敏 (理学部化学科 准教授)

 カルボン酸とアルコールに酸を加えて加熱すると脱水縮合反応がおこり、エステルが得られます。この講義では、エステル化合物を通して、私たちの日常生活と化学との緊密な関係を明らかにしていきます。

高校化学との関連:アルコール、カルボン酸、エステルの化学

14:20-15:30

「電子移動の起こりやすさと速さ」
市村 彰男 (理学部化学科 教授)

 電池反応や電気分解など電極を使った反応では、電子の授受がうまく起こるように工夫がなされ、エネルギーが効率的に利用されています。では、電子が移動する速さは何によって決っているのでしょうか。電極での反応を中心に考えて見ましょう。

高校化学との関連:酸化還元反応、電池、電気分解

8月4日(土)
13:00-14:10

「光と色と化学反応」
小畠 誠也 (工学部応用化学科 准教授)

 化学反応はフラスコなどの特別な場所だけでなく、皆さんの生活する身近な場所でも起こっています。講義では、光や色に注目し、身近に起こる化学反応を、実演を交えながら詳しく解説します。

14:20-15:30

「触媒と酵素:酵素パワーって何?」
神谷 信夫 (理学部化学科 教授)

 活性化エネルギーを下げて反応速度を大きくする触媒。そのタンパク質版である酵素の世界をタンパク質の立体構造の立場から眺めてみましょう。

高校化学との関連:化学反応の速度、タンパク質