2017年6月2日更新

【2017年のプログラム】


日時2017年7月29日(土) 9:00-12:20
場所大阪市立大学 杉本キャンパス 
学術情報総合センター 10階 会議室

講 義
9:00-10:00

  Aコース

「超」分子と分子マシン

 篠田 哲史 (理学部化学科 教授)

 分子どうしは共有結合よりももっと弱い結合を使ってお互いにくっついたり、働きあったりします。弱い結合や分子の形をうまく利用して、分子を自由に動かしたり、複雑な形を作り出したりできます。分子を「超」えた、超分子の化学とともに、2016年度のノーベル化学賞にもなった「分子マシン」について紹介します。

高校化学との関連:水素結合、錯イオン、化学平衡

10:10-11:10

  Bコース

100年前のナノ科学 −近代原子論の衝撃−

 迫田 憲治 (理学部化学科 准教授)

 「全てのものは原子からできている。」今では誰でも知っているこの事実は、約100年前に確立されました。でも、どうやって??原子を直接見ることのできる装置がなかった100年前に、どうして科学者たちは原子や分子の存在を確信できたのでしょう。この講演では、皆さんに原子論確立のドラマと現代まで続く原子論の衝撃をご紹介します。

高校化学との関連:気体の性質、化学反応のしくみ、化学結合

11:20-12:20

  Cコース

プロの化学構造式の書き方教えます! 〜身の回りの化学物質を書いてみよう〜

 西川 慶祐 (理学部化学科 助教)

 高校化学で習う化学構造式の書き方とは一味違う、大学でのプロの構造式の書き方を、誰にでも分かるようにレクチャーします。私たちの身の回りの、特に化学構造が面白い化合物を色々と紹介するのと同時に、それらの構造を実際に書いてみましょう。色々な物事を分子レベルで考える、有益な機会になると思います。

高校化学との関連:有機化合物の構造・表示・異性体、脂肪族炭化水素と脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、天然物化学

見学会
12:30-12:50

学術情報総合センター見学会

 当日、講義終了後に希望者を募集します。