2019年5月20日更新

【2019年のプログラム】

日時2019年8月3日(土) 9:00-12:20
場所大阪市立大学 杉本キャンパス 
学術情報総合センター 10階 大会議室

講 義
9:00-10:00

  Aコース

生命機能を支える金属イオンの役割

 中島 洋 (理学部化学科 教授)

 ヒトの体重の99%は炭素、窒素、酸素、水素、リン、カルシウムで占められ、金属、特に遷移元素と呼ばれる金属の割合は1%未満です。しかし、この金属が欠乏または過剰状態になると生命機能が乱れ、様々な病気に繋がります。このセミナーでは、生命機能に重要な金属含有分子をいくつか紹介し、病気と金属、薬と金属の関係にも触れてみたいと思います。

高校化学との関連:遷移元素、錯イオン、タンパク質、酵素

10:10-11:10

  Bコース

立体的な分子のかたち

 保野 陽子 (理学部化学科 助教)

 私たちの周りには多くの分子が存在します。では分子は立体的にどんな形をしているでしょうか?分子の構造は平面的に描かれていることが多いですが、実際には身の周りのものと同じ様に三次元構造をとっており、その"形"が物質の性質や働きに影響します。分子がどのような形をしているのか、模型を組んで確かめてみましょう。

高校化学との関連:物質と分子、分子構造、立体化学

11:20-12:20

  Cコース

分子の構造を見る

 宮原 郁子 (理学部化学科 准教授)

 分子がどのような立体構造をしているかは重要な情報ですが、分子を直接目で見ることはできません。X線結晶構造解析という手法を用いると、小さな分子から巨大な生体高分子まで、その立体構造を決定することが出来ます。この手法で明らかにされた様々な分子の構造や、結晶の構造を見てみましょう。

高校化学との関連:物質と化学結合、固体の構造、構造式

見学会

学術情報総合センター見学会

 当日、各コース終了後に希望者を募集します。