物質分子系専攻の学位審査基準

物質分子系専攻における学位論文審査の評価基準

後期博士課程(博士論文)

  1. 学位審査論文は、物質科学ならびに化学分野において、新規かつ独創的な内容を含むものであり、該当研究分野の発展に寄与するものと認められる自著の論文であること。
  2. 学位審査論文に記された新規かつ独創的な学術研究の内容が、学位申請者を筆頭著者とする1編以上の英語原著論文として査読付き学術雑誌に掲載されていること、あるいは掲載が確約されていること。
  3. 学位申請者は、国内外における研究の遂行に十分な専門能力、語学力、研究倫理を身につけていること。

前期博士課程(修士論文)

  1. 学位審査論文は、物質科学ならびに化学分野において、新規かつ独創的な内容を含む自著の論文であること。
  2. 学位審査論文に記された新規かつ独創的な学術研究の内容について、学位申請者による学術会議での発表実績があること。または、著者として1編以上の原著論文が査読付き学術雑誌に掲載されていること、あるいは掲載が確約されていること。
  3. 学位申請者は、研究倫理を身につけていること。

物質分子系専攻における学位論文申請の基準

後期博士課程(博士論文)

物質分子系専攻の後期博士課程に在籍し、博士(理学)の学位を申請する者は、次の1–3の要件を満たさなければならない。

  1. 申請者は学位論文作成について、主査教授の承認のもとに専門分野内(無機化学分野、物理化学分野、有機化学分野)において論文作成の可否に関する予備審査を受けなければならない。予備審査の期日は申請時から遡って6ヶ月を目安とする。
  2. 作成した学位論文は主査及び副査の査読を経たのち、専攻内回覧により審査を受けなければならない。専攻内回覧は学位申請の1ヶ月前とする。
  3. 学位申請時点において、学位論文に関わる学術研究の内容が筆頭著者として学会誌等の学術雑誌に1編以上掲載あるいは掲載が確約されていなければならない。

学則に定める年限よりも早期に修了を希望する者は、1の要件を満たしたのち、専攻教授会の議を経て学位論文作成の承認を得なければならない。

前期博士課程(修士論文)

物質分子系専攻の前期博士課程に在籍し、修士(理学)の学位を申請する者は、次の1、2の要件を満たさなければならない。

  1. 申請者は主査及び副査の承認のもとに修士論文を作成し、主査及び副査の査読を受けなければならない。
  2. 前期博士課程修了の時点において、原則として学会における発表の実績があること、あるいは著者として学会誌等の学術雑誌に掲載あるいは掲載が確約されていること。

学則に定める年限よりも早期に修了を希望し、後期博士課程に進学する者は、上記の1、2の要件を満たさなければならない。