
特異点研究会について
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「特異点と時空、および関連する物理」研究会(通称、特異点研究会)は 1999 年にはじめて開催され、それ以降毎年開催されている研究会です(2020年度を除く)。
一般相対性理論を基礎にした重力現象の理論的側面を中心に扱う研究会です。研究会名にある「時空特異点」とは時空の曲率が無限に発散する点で、一般相対性理論によってその形成が予言されます。この時空特異点の周辺の物理を研究する研究者の研究促進や、新たな研究分野を開拓することを目指しております。参加者の興味の赴くまま議論と討論を通じて研究会全体が盛り上がっていくことにより、各人が研究中の問題の解決の糸口、新しい研究課題、共同研究などを見出す機会となる事を意図した研究会です。
News
- 第25回特異点研究会を対面で開催します。会場は明治大学生田キャンパスで、定員は先着120名程度です。
日程:2023年9月4日(水)〜9月6日(金)
参加・講演申し込みはこちらから- 講演申込締切:2023年8月5日(日)
- 参加申込締切:2023年8月30日(金)
- 第24回特異点研究会をハイブリッドで開催します。オンサイトの会場は日本大学文理学部で、定員は先着120名程度です。
日程:2023年8月30日(水)〜9月1日(金)
参加・講演申し込みはこちらから- 講演申込締切:2023年7月30日(日)
- 参加申込締切:2023年8月25日(金)
- 第23回特異点研究会をハイブリッドで開催します。オンサイトの会場は名古屋駅の近くで、定員は先着40名程度です。
日程:2022年12月28日(水)〜30日(金)
参加・講演申し込みはこちらから- 講演申込締切:2022年12月9日(金)
- 参加申込締切:2022年12月23日(金)
- 第22回特異点研究会をオンラインで開催します。
日程:2021年12月28日(火)〜30日(木)
参加・講演申し込みはこちらから- 講演申込締切:2021年12月10日(金)
- 参加申込締切:2021年12月24日(金)
- オンラインでおこなわれた日本物理学会第76回年次大会において「ロジャー・ペンローズと相対論」と題して宇宙線・宇宙物理領域、素粒子論領域一般シンポジウムがおこなわれました(2021年3月15日)。トークスライドをこちらからご覧になれます。
プログラム:- 「趣旨説明」 柳哲文(名古屋大学理学研究科)
- 「特異点定理ー背景とインパクトー」 小玉英雄(京都大学基礎物理学研究所)
- 「特異点とブラックホール〜宇宙検閲官仮説〜」 中尾憲一(大阪市立大学)
- 「時空の大域的構造と漸近構造」 石橋明浩(近畿大学)
- 「ペンローズ過程と粒子衝突」 原田知広(立教大学)
- 「Penrose不等式と正エネルギー定理」 白水徹也(名大多元数理・KMI)
- 「量子重力理論の発展とブラックホール」 橋本幸士(阪大理・物理)
- 宮本雲平(第21回特異点研究会世話人代表)が2021年3月6日(土)に秋田県立大学・読売新聞秋田支社主催の講演会で一般相対論に関する話を YouTube 配信します。
受講の申し込みはこちらから(2021年2月24日締切)
- コロナ禍のため、2020年度は研究会開催を断念しました。
- ロジャー・ペンローズ氏が2020年のノーベル物理学賞を受賞されました。
ペンローズ氏は相対性理論の数理的な研究で大きな業績をあげております。
同じ分野の研究者として祝福の言葉を送らせていただきます。